唾液の分泌量が少なくなってしまい、お口の中が乾燥している状態を「ドライマウス」といいます。
お口の中が乾くと、単に喉が渇くということだけでなく、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。
そのため「近頃、口や喉が乾く」という方は注意が必要かもしれません。また、冬はとくに空気が乾燥する季節ですので、日頃からこまめに水分補給をしたり、加湿器を使うことなどを心がけましょう。
日頃のストレスや糖尿病などの疾患、口呼吸になってしまっているなど、ドライマウスになってしまう原因は様々あります。特に、マスクの着用が当然となった昨今では、息苦しさから無意識のうちに鼻呼吸をやめてしまい、口呼吸のみになってしまいがちです。
口呼吸が習慣化してしまうと、お口の中の水分が蒸発し、乾燥しやすくなります。
唾液は私達のお口の中を潤してくれるだけでなく、細菌の増殖を抑え、洗い流してくれるはたらきがあります。むし歯や歯周病は、いずれも細菌によって引き起こされるものです。
そのため、ドライマウスになってしまうと唾液の分泌量が減ってしまいので、細菌が洗い流されず、増殖してお口の衛生状況が悪くなり、※1)さまざまな感染症にかかるリスクがあります。
口内の自浄作用が低下している場合、日頃から入念に歯磨きを行い、細菌の増殖を抑える意識を持ちましょう。歯磨きの際は、デンタルフロスや歯間ブラシなども併用することで、磨き残しがないようご注意ください。
※1)口腔が乾燥すると、う蝕・歯周病だけでなく、口内炎、カンジダ症、味覚異常、摂食嚥下障害、誤嚥性肺炎をはじめとする感染症を引き起こす契機となり、病状の重篤化を引き起こすことになる。
通常、我々が咀嚼した飲みこんだ食べ物は、食道を通って胃の中に運ばれますが、誤って器官や肺に細菌ごと吸引し、肺が炎症を起こしてしまう疾患です。
唾液の分泌量が低下し、口内の細菌が増えてしまうことで、細菌を肺に入れてしまうリスクが高まります。
誤嚥性肺炎のリスクを少しでも減らすためには、口の中の細菌の量を減らすための口腔ケアが重要になります。
実は唾液は我々の健康を守るため、様々な役割を担ってくれています。
生活習慣を見直すこと、お口の中を清潔に清潔に保つことがドライマウス対策につながります。
唾液腺(だえきせん)とは、唾液を作る組織です。ドライマウスの際は、唾液腺をマッサージすることで唾液の分泌を促しましょう。
唾液腺は耳下腺(じかせん)・顎下腺(がっかせん)・舌下腺(ぜっかせん)の3つがあります。
マッサージする際は、これらの箇所を、力を入れすぎず、指で軽く押してあげましょう。
口腔機能低下症とは、加齢によって、口腔内の機能が低下する症状です。
機能とは「咀嚼(食物を噛むこと)」、「嚥下(食物や飲み物を飲み込むこと)」、「構音(言葉を音として発すること)」、「感覚(刺激を感じること)」、そして「唾液の分泌(つばを出すこと)」を指します。
年々、お口の中が乾燥しがちになっている気がする・・という方は、歯科で検査を受けることをおすすめします。
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