ノンメタル治療

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ノンメタル治療

金属を使わない治療

審美治療の中でも、ゴールドやパラジウムを一切使わない「ノンメタル治療(メタルフリー治療)」というものがあります。 これらは読んで字のごとく、金属を使わない治療ということですが、その最大の効果として「アレルギーのの心配がない」ということです。 歯の治療は、保険を使用した際、往々にして銀色の歯になることがあります。 もちろん、保険の治療が悪いわけはありませんので、保険のルールで決められた範囲内でも最良の治療を行なえばきちんと食事ができるようになりますし、きちんとメインテナンスを行っていればある程度の期間は使えます。 しかし、そこにはどうしても超えられない壁もあるのです。

  • 銀色の歯が入るので見た目が気になる (現在保険では前から4番目と5番目そして条件付きで6番目の歯のみCADCAM冠という白い歯を入れることができますが、色は単調で変色しやすく、強度も弱く外れやすいというデメリットもあります)
    CAD/CAM レジンクラウンが保険導入されてから 6 カ月経過後の臨床成績を見ると、約 1 割の症例で脱離や破折といったトラブルが生じていたと報告され ている(文献:保険診療に導入された「CAD/CAM 冠」の初期 経過に関する調査研究:日本デジタル歯科学会誌 2015; 5:85–94、CAD/CAM レジンクラウンの 2 年間の臨床経過観察:日本補綴歯科学会誌:2017 年 9 巻 2 号 p. 137-144)
  • 金属の為人によっては金属アレルギーの症状が懸念される
  • 保証がなく、自由診療の白い歯ほど耐用年数に優れていない
銀色の歯

この中でも、どうしても人体に影響を与え、我慢できないのが金属アレルギーの問題です。 患者様に皮膚科にてパッチテストを行っていただき、金属アレルギーの出ない金属を使えば、可能は可能ですが、実質それで間違いなく大丈夫かというと定かではありません。 また、そこまで苦労して治療しても、耐用年数が通常のパラジウム等と同等の結果を得られるかどうかもわかりません。 しかし、自由診療にはなりますがノンメタル治療にすると、この二つの問題は解決します。(加古川アップル歯科の自由診療の補綴物には3~5年の保証がついています) さらに、見た目に関しても白く、他の歯に色調を整えた歯を入れることが可能ですので「人前で笑えない」「口を開けたときに見える銀色の歯が見えるのが気になる」という悩みも解決します。

白い歯との比較

金属アレルギーの症状

  • 掌蹠膿疱症…手のひらや・足の裏に多数の膿疱が両側に急に出現し、しばらくするとガサガサになる症状
  • 扁平苔癬…金属が接している部分の頬・舌の粘膜に、レース状や網目状の白斑のようなものが現れ,定型的なものになると両側頬粘膜にそれが表れる
      前癌病変であり、悪化すると癌化することがあります
  • 接触性皮膚炎…掻痒を伴う発疹が表れたり、慢性的な口内炎が出ることもある
  • その他(湿疹、水疱、かゆみ、皮膚の紅斑・赤みなど)

ノンメタル治療では、現在治療中の歯のみならず、今使っている銀色の歯もやり替えますので、費用はお口の中を診させていただいた上でのお見積とさせていただきます。それぞれの補綴治療1本あたりの費用については、【自由診療】補綴治療の料金表をご覧下さい。

部位によっては、保険診療内での対応にて症状の改善が見込める場合があります(病変に近接するアマルガム除去後に口腔扁平苔癬の治癒または症状の軽快を見たとするシステマティックレビューが存在する:文献:Issa Y, Brunton PA, Glenny AM, Duxbury AJ. Healing of oral lichenoid lesions after replacing amalgam restorations: A systematic review. Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod 2004; 98: 553–565)。

この記事の編集担当者は歯科医師 林大智です。
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ノンメタル治療に関するQ&A

ノンメタル治療についてよくある質問

Q.本当に金属を口の中から無くしたら、金属アレルギーではなくなるの?
A.残念ながら金属アレルギーの体質そのものを改善できるわけではありません。
しかし、歯科で使われる金属材料が口腔内で溶け出してアレルゲンとなり、金属アレルギーを引き起こしたと考えられる報告がありますので(※1)、口腔内の金属を無くすことで、体に流れ込む金属を防ぐことは出来ます。また、症状が軽くなったという報告もあります(※2)

※1)歯科金属による皮膚粘膜疾患の症例は増加しつつあるといわれている。

※2)アマルガム修復術後の口腔苔癬病変の治癒

Q.自由診療でしか出来ないの?
A.歯によって保険診療と組み合わせることが可能です(混合診療は不可)。部分的な金属の置き換えや、部位によってはCAD/CAM冠と呼ばれる樹脂(プラスチック)の被せ物を選択いただくことも可能です。ただし、着色が気になる方や耐久年数が長く保証も効く歯を希望される場合は自由診療を選択していただく方が、長期的な口腔内の健康を考えると良好に保てる場合があります。
Q.歯の金属と、金属アレルギーはどれくらい関係があるの?
A.歯科で使用する金属のうち、ほとんどが金属アレルギーに対するアレルゲンとなり得るものがほとんどです。
金属アレルギー患者比率 水銀:33.6%、コバルト:32.7%、ニッケル:32.7%、クロム:30%、パラジウム:18.7%、白金:15%、金:5.6%(※3)

※3)パッチテストの結果でアレルゲンと同定された金属元素が,口腔内から検出された元素と少なくとも一種類以上一致した患者数は全体の63.6%

Q.どれくらいの費用、期間がかかるの?
A.患者様ごとの口腔内に使用されている金属が何箇所あるかや、虫歯・歯周病の状態、噛み合わせの状態など様々な要件によって、治療に必要な費用・回数は変動いたします。 保険診療内で数回で終えられる患者様もいらっしゃれば、年単位の治療計画となる患者様もいらっしゃいますので、一度ご相談にお越し下さい。
Q.金属アレルギーかどうかを調べる検査は受けられますか?
A.残念ですが、歯科では金属アレルギーかどうかを調べる「パッチテスト」は出来ません。そのため、当院では地域医療連携の一環として、提携している皮膚科へのご紹介を行っておりますので、そちらで検査・投薬・診断書の作成等を行っていただけます(かかりつけの皮膚科がございましたら、予めお申し付けください)。
Q.金属アレルギーの症状ってどんなものがありますか?
A.口腔内では、口腔扁平苔癬、粘膜や舌の痛み・赤み、唇の荒れ・腫れ、歯肉炎、口内炎、舌炎などがあります。口腔外(全身)では、接触性皮膚炎、掌蹠膿疱症、湿疹、水泡、かゆみ、皮膚の紅斑(赤み)などがあります。
  • 口腔扁平苔癬:金属が接している部分の頬・舌の粘膜に、レース状や網目状の白斑のようなものが現れ,定型的なものになると両側頬粘膜にそれが表れる
  • 掌蹠膿疱症:手のひらや・足の裏に多数の膿疱が両側に急に出現し、しばらくするとガサガサになる症状
  • 接触性皮膚炎:かゆみを伴う発疹が表れたり、慢性的な口内炎が出ることもある
Q.入れ歯(義歯)でも金属アレルギーは起こりますか?
A.起こり得ます。実際にそういった報告もあります。(※4)金属アレルギーが疑わしい場合には、金属を使わない義歯(ノンクラスプデンチャー)もお作り出来る場合がありますので、ご相談ください。

※4)塩化コバルトと塩化亜鉛にアレルギー陽性反応がみられたため,レジン床義歯を作製し,症状は回復した.

この記事の編集担当者は歯科医師 林大智です。
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ノンメタル治療の金属アレルギーパッチテスト【医科歯科連携】

金属アレルギーを調べるには

金属アレルギーとは、身につけたり接触した金属が汗などで溶け出し、イオン化して体内に入り込んだものがアレルゲンとなり、体がそれに反応して作った抗体が、過剰に反応して起こる皮膚疾患です。 つまり、金属が触れるから症状がでるのではなく、金属が体に溶け込むから起こる疾病ということです。(文献:歯科金属アレルギーの現状と展望:日本補綴歯科学会誌:秋葉 陽介ら:2016 年 8 巻 4 号 p. 327-339)

歯科では、歯を削った後の治療として金属を使う事が少なくありません。その種類は保険診療のパラジウム(銀歯)やアマルガム(過去に使用されておりましたが現在は使われていません)を初めとして、ゴールド(金歯)やメタルボンド(クロム・パラジウム・ニッケル)などの自由診療まで様々。 金属アレルギーがない患者様には問題のない材料ですが、金属アレルギー体質の方がそれを歯に装着すると、徐々に、あるいは突然アレルギー症状を起こし始める場合があります


歯科治療における金属の使用頻度
歯科合金名 検出元素名 歯科使用頻度
金銀パラジウム合金 Ag、Pd、Cu、Au、Zn、In、Fe、Ga 49.7%
金合金 Au、Ag、Cu、Zn、Cd、Pd、Pt 18.7%t
銀合金 Ag、Sn、Zn、Cd、Cu、Pd、In、Ge 13%
水銀アマルガム合金 Ag、Sn、Cu、Hg、Zn 9.2%
コバルトクロムニッケル合金 Co、Cr、Ni、Cu、Mo、Fe、Zn、Sn、Au、Ag、Mn、Ga、In、Nb 7.3%
その他
ノンメタル治療のパッチテスト
金属ごとの金属アレルギー比率
元素名 金属アレルギー患者比率
Hg(水銀) 33.6%
Co(コバルト) 32.7%
Ni(ニッケル) 32.7%
Cr(クロム) 30%
Pd(パラジウム) 18.7%
Pt(白金) 15%
Au(金) 5.6%
その他

(引用:金属アレルギーと口腔内修復物の成分組成に関する調査:口腔病学会雑誌:濱野 英也ら:1998 年 65 巻 1 号 p. 93-99)
このように、歯科で使用する金属のほとんどが、金属アレルギーを有する患者様のアレルゲンとなり得るのです。

「では歯の治療をする前に金属アレルギーを調べれば良いのでは?」と思われる方もいらっしゃると思います。 しかしながら、残念なことに歯科では金属アレルギーの検査はできません。そこで加古川アップル歯科では、金属アレルギーを調べるテスト「パッチテスト」が必要な場合、地域医療連携の一環として提携している皮膚科への紹介を行っております。

金属アレルギーの方のノンメタル治療の際は、現在入っている金属の歯を口腔内で削る事もありますので、一時的にアレルギーの症状が強く出ることがあります。 そのため加古川アップル歯科では、その際にも皮膚科の受診・もしくは投薬が必要となりますので提携皮膚科をご紹介させていだきます(かかりつけの皮膚科がある方は予めお申し付け下さい)。

加古川アップル歯科の提携皮膚科

うえだ皮フ科クリニック

〒675-0151 加古郡播磨町野添1654-5 (JR土山駅、北西へ徒歩3分)

駐車場有:14台

Tel&Fax:078-941-1120

  • お車で行かれる場合(駐車場14台)
    国道2号線「土山西」交差点を西へ、1本目の交差点を東(左)へすぐ
    もしくは「土山」交差点を西へ、1本面の交差点を北(右)へすぐ
  • 電車で行かれる場合(駐車場14台)
    JR神戸線「土山駅」から北西へ徒歩3分
うえだ皮フ科クリニック
午前9:00~12:00
土曜9:00~13:00
午後15:00~18:30

うえだ皮フ科クリニックの地図

この記事の編集担当者は歯科医師 林大智です。
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