親知らずが生える前兆について | 加古川の歯医者加古川アップル歯科

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親知らずの生えはじめの症状と対処法

親知らずの生えはじめの症状

親知らずは、その名の通り「親が知らない（口の中を見ない年齢）ときに生えて来る」というように、10代後半から20代前半頃に生えてくる歯です。

そのため、頻繁に抜けて生え変わりがあった小学生の頃のように「歯が生える感覚」も覚えていないたま、「奥歯に違和感」を感じてむし歯や歯周病かと違和感を感じる人もいます。そこで「親知らずなのか」「むし歯・歯周病なのか」をある程度ご判断頂くために、ポイントをまとめてみましょう。

親知らず萌出の前兆

奥歯がムズムズする
歯茎に圧迫感、中から押されるような痛み
7番目の後ろの歯茎の腫れのような膨らみ
歯茎の皮の内側が白っぽく透ける
食べ物・歯ブラシが当たると痛い

親知らずの症状への対処法

親知らずが生えはじめると、痛みがでる人もいれば、ほとんど痛みを感じない人もいます。

なるべく痛みを出ないようにするためには、お口の中を清潔にする必要があります。毎食後歯磨きを行い、特に奥歯周辺は歯ブラシを歯と歯茎の間に優しく当てて、食べかすを掻き出すように念入りに行いましょう。

痛みが出てしまった場合は、まず歯科医院を予約しましょう。自然に治まる可能性は低く、悪化する可能性もあります。一時的な対処法としては、食べかすが詰まっている場合もありますので、まず痛みが出ている部分周辺をブラッシングします。それでも痛みが治まらない場合は、アイスノンなどで、頬や顎の上から患部を冷やしたり、痛み止めのお薬を飲んで歯科で診てもらえるまでしのぎましょう。

ただしお薬は薬剤師に相談し、用法用量を守ってお使いください。。

歯茎から出てこない親知らず

親知らずの中には、歯茎の中から出てこないものもあります。例えば横向きに生えているため、歯肉から顔をださなかったり、隣の歯にあたって出てこれない場合などです。

この場合、この親知らずが原因で、歯茎の中で虫歯が進行したり、親知らずが押す力によって歯並びに影響する場合もあります。

歯科医院では、この歯茎から出ない親知らずの抜歯も可能です。

親知らずの悪い影響を受ける前に対処するためには、定期的に歯科に通い、レントゲンで親知らずの状態を確認し、抜歯が必要が、いつ抜歯をするべきかなどを予めかかりつけ医と相談しておくと良いでしょう。

親知らずが痛くなる理由

親知らずが痛くなる原因はいくつか考えられます。

親知らずの萌出

親知らずが頭を出すために歯肉を割こうとする痛み

虫歯・歯周病

親知らずは清掃不良の原因となりやすく、虫歯・歯周病になりやすい

智歯性周囲炎

親知らず周辺の歯茎の炎症。顎全体が痛くなる。

歯性感染症

虫歯・歯周病・智歯周囲炎の菌が歯肉を通り越して顎にまで炎症を起こす痛み

親知らずがなんの問題もなく、そのまままっすぐ生える場合もありますが、智歯性周囲炎や歯性感染症に罹ると激しく痛むこともあります。早めの歯科受診が必要です。

親知らずが気になりはじめたら

親知らずは抜歯は歯科医師と相談

親知らずは、必ずしも抜歯が必要な歯というわけではありません。場合によっては、抜歯しなくても良い生え方や咬み合わせもあれば、歯牙移植のために温存するという場合もあります。

ただし、「抜歯をしておいた方が良い」ケースのほうが多くあります。親知らずは痛みだすと、周りの歯を虫歯や歯周病にしたり、歯並びを悪くする原因となる場合もありますので、歯科医師から抜歯を提案された場合は、怖いかもしれませんが抜歯をご検討ください。

また、親知らずの中には、一般的な歯科医院では抜歯をしない方が良いものもあります。神経の近くを通っている場合や上顎洞の近くに生えている場合です。特に下顎の親知らず抜歯は、下唇に麻痺が残る可能性が一定数あります（※１）。これらは一般的なレントゲンだけでは判断が難しいため、親知らずの抜歯が検討する場合は、歯科用CTのある歯科医院を選んだほうが安全に抜歯ができることがあります。